
パニック障害につながるパニック発作は次のようなことから始まります。
1、パニック発作が起こる前のある一定期間、「過剰な」ストレスがある場合です。これは、例えば大きな手術や難産などの肉体的ストレス、あるいは失業や離婚などといった精神的なストレスの場合もあります。
2、「健康を害している」場合です。つまり、栄養不足や睡眠不足などで、抱えているストレスの負荷を受け止められる体調ではない場合です。
その二つの状況が重なると、一時的に体質が変わるのですが、それだけでなく神経系の剌激への感度が変化し、多くの不快な症状を引き起こしてしまいます。
その不快な症状、心臓の動悸、頭がフワッと浮く感じ、ふらつき、「現実にここにいるような気がしない」という感覚を、私たちは普通、恐怖と結びつけるのです。
そして、さらにそこに、三つ目の要因が加わります。先ほどの症状に心配しはじめるので、当然ますます悪化していくのです。
正常な人々の多くは、ある程度のパニックをときどき経験しています。それは、思春期や更年期の始まりのようなホルモン変化の時期や、猛勉強しすぎたとき、たくさん残業した時、過激なダイエットに走ったときなどに起こるのです。
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